☆ 山行記録 ☆
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■五竜岳(ごりゅうだけ)2814m:富山県、長野県【百名山】
日程:2009年8月7日(土)~8日(日)
天候:7日小雨のち曇り 8日くもり時々雨
山行記録
行動時間:
7日 6時間(休憩含む)
八方山荘(7:40) ~ 第2ケルン(8:20/8:25) ~ 八方池(8:30) ~ 扇雪田(9:20/9:35) ~ 唐松山荘(10:40/11:30) ~ 最低のコル ~ 大黒岳 ~ 五竜山荘(13:40)
8日 5時間55分(休憩含む)
五竜山荘(5:40) ~ 五竜岳山頂(6:20/6:30) ~ 五竜山荘(7:20/8:40) ~ 大遠見(10:00) ~ アルプス平(11:35)
-------------------------------------------------まるさんの会社関係でご不幸があったので、
夜発できず、早朝2時半自宅を出発。
お盆で八方のゴンドラが混むのではないかと
林道黒菱線を進み、黒菱駐車場まで乗り入れました。
(駐車場無料、足湯あり、トイレはレストハウス)
リフト運行は6時半~準備している間にリフト営業開始
リフト2本乗り継ぎ、
八方山荘へ到着。
黒菱平からはゴンドラよりも早く出発できるのが利点です。
天気が微妙
。
小雨が降ったり止んだり・・・
ザックカバーだけつけて出発しようとしたら雨。
雨具を着るかどうか悩んでいるうちに、
ゴンドラ始発の登山者が続々と到着し出発していきました
上から下山者が来たので
上の天候を聞くと「ドシャブリ
で、みんな停滞していたわ。」と。。。ガーーン
雨具の上だけ着て
7:40 八方山荘出発ダラダラとした道のりですが
2週間ぶりの山歩きのうえ、久しぶりの重装備。
寝不足もあり足が進みません。ノンビリこ。
標高は1800m程なのに非常に蒸し暑く、汗がポタポタ流れ落ちます。
北アルプスの爽やかなヤマノボリを期待していただけにガッカリ。
しかも、カッパを着込むと晴れるの法則。
お花が沢山咲いていました。
八ヶ岳方面がウッスラ見えました
8:15 第二ケルン 雨具を脱ぎました。
水分を補給してそのまま出発。
8:20 第三ケルン8:30 八方池白馬三山が写る八方池を楽しみにしていたのに、山は雲の中でした。残念
1厘だけコマクサが咲いていました。
寝不足と暑さで頭がボーっとします。
後ろから来る人に道を譲ってばかりです
お花満載の登山道に癒されます
軽装の部活のトレーニングらしき若者がスッタカターと歩いて行く。
イイナ~
時折見える青空
9:20 扇雪田で休憩ゼリーで元気注入。
最後一登りするとなだらかな道となりましたが、バテバテ。
今日は五竜山荘までいけるのだろうか・・・不安。
チングルマのお花畑と
コイワカガミの群生
いろいろお花畑~~
落石注意の場所を急いで通過すると
目の前に突然小屋が現れました
10:40 唐松山荘に到着ガスガスです。
先に進むか、ここで終わりにするか相談します。
テント場を見に行くが、小屋から少し下りなければならないし
あまり広いサイトがないうえに斜めっている。
悩むの図
生ビール
の文字に心惹かれたが、五竜山荘まで進むことにしました。
唐松岳はガスのなかなので、今回はパス。
オニギリを頬張り11:30五竜山荘に向けて出発
空が明るくなってきたので、後ろを振り返るとなんと!!!
唐松岳が姿をあらわしました。
登れば良かったかな。
でも今日は無理。姿が見れただけで満足です。
ここから先は滑落事故が多い場所。
表示のとおりストックを仕舞い
気をひきしめます。
鎖がしっかりついています。
雨が降っているときは岩が滑りそうですが幸い岩は乾いていました。
ただ、荷物が重いので体がゆさぶられ結構怖い
一歩一歩確実に歩きます。
後ろに男性二人が追いついたのですが、
妙にピッタリとくっついて歩くので、プレッシャーを感じます。
道を譲ろうとしたら「いいですよ」とお断りされました。
スキーでも後ろをぴったりくっつかれて滑られるのは苦手です。
まるさんにコッソリ話したら、
まるさんが私の後ろを歩いてくれました。
サンキューです。
牛首の岩場を通過して
ジグザクのザレ場を下がり最低のコル。
前を歩いていたご夫婦が休憩しましたが、
わたしたちそのまま通過。
やっぱり重装備での登りはつらい(たがが1泊2日なのにね)
調子こいて飲み物を4リットル担いできたのが敗因か。
先ほどまでゴイゴイ抜かれていたのに誰も追いついてこない。
後ろから来た若い男性が元気に登ってきたので道を譲り
登りの途中で一度休憩。
若い男性と地図をみながら現在の位置を確認するまるさん。
前から2人組のカップルに、
小屋までどんな道で、どれぐらいか聞いてみると
「ここから先はダラダラの気持ち良い縦走路で45分ぐらいかかったワ」
思ったより時間はかかりますが、ダラダラだ!
ガンバルゾ!
しかしダラダラだったのは、ほんの少しで
後はダラダラとした「登り」
展望もなく・・・
辛い縦走路でした
おねーさんたちはダラダラとした下りだったからラクチンだったのかな
ピークを登りきると、遠見尾根の分岐
その先小屋が見えました。
「やったー見えた!!!
」と気を抜いた瞬間
遠見尾根から歩いてきていた団体さんのガイドさんが
「小屋が見えてから、気を抜いて転ぶ人が多いので気を引き締めましょう!」
自分の心をみすかされたような言葉でした
小屋の周りはお花が沢山咲いてます。
13:40 五竜山荘に到着しました五竜だけはガスの中なので、山頂へのアタックは明日へ持ち越し。
(というかもう登る気力もなし)
テント場は段々畑です。
(写真は翌日のもの)
小屋に一番近い上部にテントを設営。受付を済ませ。
設営前にカンパーーーイ。
(まるさんが担ぎ上げてくれました)
テントを設営して、ビールを3本飲んでお昼寝グーーー
しあわせ
五竜小屋には生ビールはありませんが、
缶ビールやワインや缶チューハイが冷蔵庫でキンキンに冷えています。
小屋の中も外も人であふれていました。
五竜山荘の夕飯はいつもメニューが決まっています。
「カレーライス
」
夕飯は5時~7時まで何度か食事の案内が聞こえてきました。
300名定員の宿で食堂を覗くと50名弱。
何回戦あったんでしょうね。
我が家の夕飯はチラシ寿司+角煮
角煮の残り汁をチラシ寿司にかけてみたら、
酢がマイルドになって意外と美味しかったです
夜7時ウトウトしていると、小屋からおねーさんがテント場に向かって
「7時夕食の○○サマ~~~、用意ができてますので早目にお願いします。」
何度も何度も大声で呼びかけている。
何度目かの呼びかけでやっとこさ
「はーい」と遠くでおじさんの声がして、
ザクザクという足音近づいたと思ったら
「ガッ」という音と共にゴインとマイテントが揺れました
うちのテントのロープに足をひっかけたらしいが、
なんとそのまま何も言わず去っていくではないか。。
まるさん怒り爆発「オイッ!!!
」
と言いながら外をみるとおじさんの姿はすでになく
石がずれてピンと張ったはずのロープがダラ~~ン。ヒドイ。
ひっかけることに文句はないです、
直すか、せめて一言謝まってくれればいいのに。
まるさんテントを直してまたウトウトすると
再び誰かがテントのロープに躓いて、ゴイン。
人の通り道に張った訳ではないのに、この仕打ち。悲しい
その夜、風の音と共に雨
がテントを打ちつけはじめました。
ガビーーン
つづく
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